『千年鬼譚 緋色の鬼神と転生の乙女』9/15刊行!

ご無沙汰しております。久しぶりに富士見L文庫さんから新刊が出ます!
表紙のイラストは宵マチさんに手がけていただきました。美しい……!

令和の世に復活した、平安最強の鬼神・大嶽丸と、不本意ながらうっかり彼を復活させてしまったヒロイン・鈴鹿涼音の物語です。

合理主義で守銭奴、おしゃれなど無駄だと切り捨てる涼音と、
俺様で最強、風流を解す気まぐれな鬼の大嶽丸。
さらに、涼音こそが、千年前に大嶽丸を封じた女の生まれ変わりだと言われて…………

千年越しの因縁と運命が動き出す、和風ファンタジー!

どうぞよろしくお願いします!

企画合同誌『少女文学 第四号』販売開始

A5/178P/フルカラー表紙/オフセット/通販価格1100円

合同誌『少女文学 第四号』に参加しております。
表紙イラスト・梶原にき

四号のテーマは「少女×戦争」です。
 ――いつだって 私たちは 戦場にいた

執筆者・掲載作(敬称略)
特集『少女×戦争』
須賀しのぶ「魔女の選択」扉・梶原にき
紅玉いづき「戦場にも朝がくる」扉・☆
小野上明夜「蛙になったお姫様」扉・ゆき哉
東堂杏子「あなたはだあれ」扉・狐面イエリ
市川珠輝「竜乗りエッダ―箒星が流れたら―」扉・すみす
神尾あるみ「夜に咲く花」扉・島田ハチ
栗原ちひろ「雛が墜ちる」扉・itsumonoKATZE
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津原やすみ(SNS:津原泰水)「恋するマスク警察」扉・鳴海ゆき
若木未生「クウとシオ」

BOOTHにて予約受付中。(※在庫切れの場合は、再版をお待ちください)

https://c-kurihara.booth.pm/items/2929809

各作品の扉、冒頭サンプルは紅玉さんのnoteでご覧頂けます。

https://note.com/benitamaiduki/n/n68432ad48bc1

神尾の作品のちょっと長めのサンプルはこちらのnoteで公開しています。

https://note.com/kamikamikamio/n/nc09b73b4e519

四号刊行を記念して、紅玉いづき、栗原ちひろ、小野上明夜、神尾あるみの例のあの居酒屋という名の対談もあります。
今回は本当に、わたしと猫がどうもすみませんでした。
世の中に、こんなにタイミングが悪いことって存在するんですね。

https://note.com/benitamaiduki/n/ncba7ebb3ecd8

『ようこそ紅葉坂萬年堂』11/6刊行!

以前、「小説家になろう」「pixiv」にて掲載しておりました『ようこそ紅葉坂萬年堂』が、
このたび小学館文庫「キャラブン!」より刊行されます!

ネット掲載時にもイラストを手がけてくれたゆき哉さんが、こちらでも表紙のイラストを描いてくれました。新しいイラストです。がっつり万年筆な表紙です。
表紙に描かれた万年筆は、作中で実際に出てくる万年筆です。
主人公の綾瀬葵が一目惚れした万年筆も、描かれていますね……。さてどれでしょう。


情報が出たらtwitterなどで随時お知らせして参ります。

詳細につきましてはキャラブン!の公式ホームページをご覧下さい。

https://charabun.shogakukan.co.jp/sinkan/nextmonth.html

刊行に当たって、加筆修正はもちろん、いまの状況に合わせて書き直したりしました。
最初に書いた時にはあったはずのデルタが廃業していたり、パイロットのグランセがリニューアルしていたり……。(わたしが3本目くらいに買った万年筆がグランセでした)
とくに、デルタは大好きな万年筆のメーカーだったので、正式に廃業のお知らせが出た時には崩れ落ちましたね。

作中にも出てくるドルチェビータをつくっていたデルタはなくなってしまいましたが、
デルタの創業者の一人であるチロ・マトローネさんの息子サルバトーレ・マトローネさんが技術を引き継いで新しいブランドを立ち上げています。

https://diamond.gr.jp/brand_dia/leonardo-officina-italiana/

どことなくデルタの雰囲気を感じるモデルが出ているので、是非見てみてください。
ドルチェビータのあの鮮やかなオレンジと再会できます。

というわけで、作中でドルチェビータを持っている彼には、大事にして欲しいところです。

とかなんとか、加筆修正しながら時の流れを感じていました。

この本を手に取ってくださった誰かが、新しく万年筆の世界に足を踏み入れてくれたら……
と、そんなことを夢見ています。

ラジオ配信@ツイキャス はじめました

突然どうしたと思われるかも知れませんが、なぜか先日突然七木さんツイキャスでラジオ配信始めました。
すでに5月5日に配信一回目は終わりましたが、よければアーカイブがありますので聞いてください。

いや、実は全然突然じゃないんですよ。自分の中では。

もともとラジオが好きで、いつか自分もなにかやりたいなと思っていたんです。

でもさすがにちょっとは有益な、なにかトークの核になるものが必要だし。となると自分は映画とかの話ならちょっとはできるかな……と。

 

と思いながら数年。

最近七木さんをまんまとラジオにはまらせることに成功したので、この熱が冷めないうちに、あとはしばらく自粛期間で頭が煮えてしまっていたため、

えいやと配信に踏み切った次第です。

 

一人じゃ勇気が出なくても、二人なら! っていつかプリキュアが言ってたような、言わなかったような。逮捕しちゃうぞの夏実と美幸も言ってたような。

 

とまあそんなわけで、先日一回目の配信をしてきました。
この二人なので、やっぱり本やら映画やらの話がメインです。それぞれ30分、前編後編仕立てでおすすめ本・映画を紹介していきます。

 

聞いてる人たちがどうだかはさておき、喋ってるこっちはとても楽しかったです。

付き合ってくれたみなさんありがとう。今後も付き合ってください。よければ。

次回は16日(土)の21時から配信予定です。

配信ページはこちら。
https://twitcasting.tv/c:kamikamikamio

アーカイブはこちらです。
https://note.com/nanakikae/m/m162eee706bdb

 

余談ですが、いまハマってるラジオ番組。おもしろいよ。

 

 

企画合同誌『少女文学 第三号』販売開始

C98 2020/5/2(土)開催中止

こちらのイベントで販売予定でしたが、イベント中止のため、通販で対応しております。

合同誌『少女文学 第三号』に参加しております。
表紙イラスト・鈴木次郎
執筆者・小野上明夜/市川珠輝/紅玉いづき/神尾あるみ/東堂杏子/彩坂美月/栗原ちひろ/野梨原花南/若木未生(敬称略・掲載順)

三号のテーマは「少女の出会う謎(ミステリー)」

わたしは『ホワイトデーには幽霊を添えて』という短編を掲載させていただいています。
今回、扉絵を島田ハチさんに描いていただきました。

詳細や本文サンプルはこちらのnoteでどうぞ。
 

note.com

 一号とあわせて通販もしていますので、ご興味ある方はよろしくお願いします!
通販はこちらからどうぞ。
 

booth.pm

企画合同誌『少女文学 第二号』に参加します。

COMITIA130 2019/11/24(日)開催 (東京ビッグサイト西1・2・3・4ホール)
U60b「少女文学館 本館」,U60a「少女文学館 別館」
(合同サークルです。会計はどちらでもお受けします)

こちらのイベントで販売予定の合同誌『少女文学 第二号』に参加しております。
表紙イラスト・THORES柴本
執筆者・栗原ちひろ/榎木洋子/市川珠輝/小野上明夜/神尾あるみ/東堂杏子/桜井美奈/本宮ことは/紅玉いづき/若木未生(敬称略・掲載順)
第一号に引き続き、また豪華な顔ぶれです。
二号のテーマは「少女×幻想(ファンタジー)」です。
わたしは『ラピスラズリの心臓 ~僕の魔女にやさしい涙を~』という短編を掲載していただいています。
今回、扉絵をゆき哉さんに描いていただきました。

詳細や本文サンプルはこちらのnoteでどうぞ。

note.com
一号とあわせて通販もしていますので、ご興味ある方はよろしくお願いします!
通販はこちらからどうぞ。
 

booth.pm

『民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき』 参考文献など

7月に発売した『民俗学研究室の愁いある調査』をお手に取ってくださったみなさま、ありがとうございます。

ページ数の都合で掲載できなかった主要な参考文献を、こんなところで申し訳ないですが記録しておきます。

 

【参考文献】

吉野裕子(1999)『蛇 ―日本の蛇信仰』講談社

・福原堂礎(2003)『墓のはなし』宝藏館

・奥村隆彦(2014)『葬墓民俗用語集』アットワークス

武光誠(2013)『知っておきたい日本の神道角川学芸出版

・瓜生中(2017)『よくわかる祝詞読本』KADOKAWA

三橋健(2014)『カラー版 イチから知りたい! 神道の本』西東社

・關敬語・小澤俊夫(2013)『日本昔話の型 付 モティーフ・話型・分類』三角商事

・ネイチャー&サイエンス(2016)『世界のお墓』幻冬舎

・松濤弘道(2010)『改訂増補 世界葬祭事典』雄山閣

 

・川添善行(2014)「現存する両墓制集落における空間配置形式 ―若狭地方、瀬戸内塩飽諸島、鳥羽地方を例に」,『日本建築学会計画系論文集』,79(701),p,1577-1582,日本建築学

 

 

「両墓制」について知ったのは大学の講義でした。

それ以来、お墓については興味が尽きません。日本の中だけでも北から南まで、本当に様々な埋葬の形態があるものです。

その生を終えたのち、どのように葬られるか……っていう一点に、その国や民族の在りようがかなりの濃度で凝縮されていると思います。

このお話を書きながら、自分が死ぬときのこと、死んだ後のことをいろいろ考えました。